まるで小学生が付けた必殺技みたい
意外に自分の周りでは知っている人が少ないみたいなんですが、昨日の1月31日の満月はアメリカで152年ぶりの珍しいものなようですね。
その名も「スーパーブルーブラッドムーン」
・・・名前にツッコミたい人も一先ず座っていて下さい
なんでもこのお方は、通常の満月よりも大きくて、月に二回の満月で、皆既月食で赤く見えるといった目立ちたがり屋という概念をこの世に顕現させたような存在らしいのです。
詳しい話をすると、名前にツッコむ前に私が関係各社にツッコミを入れられそうなのでしません。昨今言わぬが仏な世の中なのです。
ではぐだぐだ言う前にそのご尊顔をデドン
左が月食前の姿で、右が件のスーパーブルーブラッドムーン(この際何度でも言ったる)
いやはやこの写真で一番に注目するべきは、一眼レフの性能の高さでしょうか。まさかここまで綺麗に撮れるとは、携帯カメラではこうは行きません。正に然るべき機器に然るべき使い手ですね。
さて比較の通り、本当に赤いです。大きさとか二回目の満月とかは見ても分からないのでそういうしかないですね。右が大きく見えるのは多分ズームです。もしくは膨張色による目の錯覚か。
さてこのスーパーブルーブラッドムーン。名前を分解すると、スーパームーンがでかい、ブラッドムーンが赤い、ブルームーンが2回の満月という3つの現象が合わさったものらしいのですが、当然ブルームーン君に名指しの注意を向けたくなります。
「君のどこにブルー要素があるんだい? 怒らないから先生に教えてよ」
そこでブルームーン君が答えます。
「2回目の満月と大気中の塵の関係で青く見える2つの場合で、同じブルームーンと呼ばれているんです」
この回答には先生もニッコリ。因みに青く見える方は天文学や気象学的にはブルームーンとは言わないようです。まさかのブルー関係あるやつが違うとは意外ですね。
では真面目な話はここで打ち切って、これからはめくるめくロマンシングな話へ
月とは、地球に他の惑星がぶつかってその破片から生まれたものらしいです。つまりは元は一つだったというわけですね。それが地球の周りを近づいたり離れたりしながら永い時間回り続けているわけです。
「私と貴方の姿は似てないけれど、何故だか似ている気がするの」
いやぁ、ロマンを感じますね。まるで水面に映る自分に恋したナルキッソスのようではありませんか。
月は地球が気になるあまり、時々門限を破り、一番近いところで見つめている。実にいじらしくて良いと思います。
しかし今回はいつもと違う所がありました。なんと思い人と目が合ってしまったのです。こうなっては思わず頬も赤くなることでしょう。これから距離が離れていくのも、照れ隠しと思うと可愛い奴だと思いませんか。
とまぁ、若干暴走気味でしたが、私達人間の知らないところで、そんな事が繰り広げられている可能性があるかもしれません。
スーパーブルーブラッドムーンがそんな二人の恋愛模様の表れだとしたら、なかなかロマンがあるとは思いませんか?
思いもよらず長文になりましたが、今回は世にも珍しい月のお話でした。
しかし農作業がないとこんな話ばかりになりそうで不安です。でも仕事の少ないこの時期が終わるのも勿体ないと感じるのは、人間のサガでしょうかね。