雪の気配がちらちらり今朝目覚めたのは午前6時のこと。けたたましく鳴り響く目覚ましの音に顔をしかめながらナメクジのように手を伸ばす。布団が身体からずり落ちて、やっと窓から伝わる寒気の気配に気がついた。 起き上がり恐る恐るとカーテンを開けると、白い草花が目に映り深くため息が落ちる。...