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ぼちぼちと稲刈りへ向けて




 沼田町の祭りが終わり、蕎麦刈りが始まるとあともう少しで稲刈りの時期になるのだなと思います。今年は稲の生育が比較的早まっているとの見通しで特にゆめぴりかの生育が早い状態にあると考えています。この時期になると毎年台風の脅威に恐れながら日々を送ることになるのですが、今のところ北海道はその脅威に晒されることなく9月を迎えつつあります。

 しかし、定期的に雨が降る事もあり田んぼの渇きが悪く、直近の大雨によって稲が早い段階で倒れてしまうものもみえています。特に根の弱い直播なんかは顕著で、倒れること自体は珍しいことではないのですが9月に入る前に倒れてしまうと収穫との間が長くとられてしまう為、品質が悪くなってしまう恐れがあるのです。飼料米だったらそこまでの影響はないのですが、我が社の稲の大半は食用米ですのでなんとか倒れないように祈るばかりです。

 作物が倒れる原因は雨と強風が大半の理由を占めているので、この時期に台風が多くなるのはどんないやがらせなのかと思ってしまうのですが、天気には敵わないという事で納得するしかありません。


 さて、あと二週間もすれば稲刈りが始まっている事と思うのですが、いかんせん田んぼの渇き具合が良くありません。勿論ぐちゃぐちゃの状態でも機械が入る事は出来るのですが、当然乾いている状態よりは刈り取りにくいし、田んぼの機械の足跡が深く残ってしまう為、来年の春の渇きが悪くなってしまう危険性があります。収穫後に穴の開いた田んぼを直したりなどの作業をする場合も難しくなってしまうので、やはり田んぼは乾いてくれる方が色々と都合が良いのです。


 一部地域では米不足などの話も出ていますが、本州の方ではもう収穫している場所もありますし、それに続いて北海道でも稲刈りが始まると思いますので、皆様慌てるような事はせずに新米が出てくるまでの期間を過ごしていただければと思います。


                                             また次回

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