雨が降ってもやる時はやります
と言う訳で播種作業が全て完了し、田起こしの時期がやって参りました。と言った傍から強い雨の予報が来たのでてんてこ舞いです。田んぼが濡れた状態では本来やらないものなのですが、進行状況や今現在の田んぼ事情を考慮して雨天決行の判断が下された訳です。
やられる前にやれ方式ですね。いや、既に雨が降ってしまっているのだからやられてはいるのですが、とにかく強行に出たのです。まぁ作業面積が多いと一日立ち止まるだけで結構な時間的損失になってしまいますからね。取り敢えず近場のものを全て終わらせてしまいたいというのは分かります。多少の無茶もこればっかりは仕方の無いことなのです。恐らくこの時期が一番雨に敏感な時期なのではないでしょうかね。
その甲斐もあってか、なんとか及第点と呼べるところまで進めることが出来たので一安心でしょうかね。後は雨が止んでから隙を見て作業して、肥料撒き、代掻き、仕上げ、と言ったところまでノンストップでやらなくてはなりません。
何しろ田植え開始までもう二十日間を切っているのですから。というか今から一ヶ月が経ったら田植えが終わってしまっている時期なのですから恐ろしいことです。過密スケジュールの極み、原稿締め切り直前の修羅場感を味わえるのは実は農家でも可能なのです。
田植えが終わってしまえば、今年の作業の6,7割が終わったなんて言い出す人間も居るくらいですからね。それだけいっぱいいっぱいになる時期だという訳です。
しかし、これだけ世界中で色々と起きているのに、ここまでいつもと変わらない日常を過ごしていると、なんだか遠い世界のお話しみたいに感じてしまいますね。それが良い悪いだなんて私にはよく分かりませんが、まぁそんな生活を送っている人間も居るのだと思っておきましょうか。自分のことなのに他人事みたいですがそれ含めてそういうものです。
せめて自分が変わらない分、この変わらない苦労を味わって皆様の食料を作っていこうではありませんか。腹が満たなきゃ心も満ちませんからね。
また次回
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