最近挨拶は「こんにちは」ではなく「暑いね」になったみたいです

　と言う訳で皆様「今日も暑いね」という挨拶で始めさせて頂きます。

　めっきりと雨も降らず、連日地獄のような暑さに見舞われている今日この頃ですが、我々も何とかその命をつなぎ止めて活動しております。ペットボトルが何本あっても足りないのでは無いかと思ってしまうほどの環境が始まって何週間が経ったんでしょうね。最早最高気温が25度を下回っていた頃が遠い昔のように感じられてしまいます。

　そんなこんなで相変わらずまともな雨が降らない状況が1ヶ月半も続いているお陰で、遂には田んぼの水さえも確保に限界が見え始めるという例年に無い水不足が散見されています。

　まだまだ気温は30度を超える日がありそうなのに、田んぼの水が干上がってしまえば高温障害が起こってしまう可能性があるのが直近の悩みどころですね。いやはやダムの水が無くなると言う話は毎年同じように耳にはするのですが、今回は本当に水が無いらしく問答無用で水の供給が絶たれる所もあるらしいので、その深刻さが伝わってきます。さながら一回目の締め切りを超えた先の本当の締め切り、印刷会社に直接原稿を持って行くような鬼気迫った状況という訳です。

　しかし、まだ二回目の防除が終わっていないので、本当に水がなくなるという恐れは無いとは思いますが、皆口々にこんなに雨が降らない年は無いだろうと言っているので、何十年続けても初めての状況というのは訪れるのだという農家の運試しっぷりを実感させられる年になりました。

　私はまだまだ農家を初めて日は浅いのですが、これからもこんな事は稀によくあるのだろうと肝に銘じておかなければなりませんね。

　人間も作物も限界を試すかのように過酷な環境を強いてくる地球には少し加減をしてくれないかと文句を言いながら、今出来ることを何とかやっていこうと思います。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　また次回