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例年にない干ばつと気温


 暑い。あまりにも暑すぎる。ここは本当に北海道なのかと疑いをかけてしまいたくなるくらいに気温の暴力に打ちのめされている今日この頃です。今年は何よりも晴れが多い。ここ一カ月まともな雨が降ることなく、全ての水分を奪い取るかの如くの天気が続いている為、水を確保できる稲以外は慢性的な水不足に悩まされています。


 畑をメインにしている農家さんはなかなか大変でしょうね。水が無ければ人間ですら三日持たないのですから、作物の負担も相当なものでしょう。しかし、それとは裏腹に水稲の方は育ちすぎるというくらいに育っています。例年よりも一週間くらい生育状況が早いのではないでしょうか。去年も稲刈りは早めでしたが、今年はこのままだとそれ以上に早い時期に始まりそうです。

 しかし、あまりにも調子が良いと逆に調子を崩してしまうというのはあることで、稲だって調子に乗ってグングンと幹や実を増やしてしまうと都合が悪い部分が出てしまうものです。何事もバランスが大事だという事ですね。

 余裕があるからと言って、変なタイミングで幹を増やすと、収穫適期までに実が育ち切らない問題が生じてしまうのです。言わば作物の納期に間に合わなかった状態ですね。当然その分の栄養を新しい幹に使っているわけですから、無駄骨になってしまいます。その分の栄養を既存の幹に回せば、製品率は向上するわけですからそっちの方がお得になるというわけです。

 だけど、稲の方はそんな都合なんて気にしないで、行けると思ったら新しい幹を作るわけですから、その辺でのコントロールが出来る人が、作るのが上手い農家さんと言われるわけですね。こればっかりは経験がものをいうので私には手が出せない領域ですが、知識として持っておけばワンチャンそんなことを狙えるのだと心に留めておくわけです。


 ということで、今現在の状況としては不作は無いだろうけど、大豊作になるかは分からないといった感じでしょうかね。少し贅沢気味な感想かもしれませんが、一先ず悪い結果にはならないだろうと一息つきながら収穫時期まで大事に育てていこうと思います。


                                           また次回





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