収穫の秋
遂に農家のお仕事も大詰め。稲刈りのシーズンが始まりました。二月の除雪から始まったこの長い長い米作りでしたが、やっとこさ収穫にこぎ着ける事が出来ました。
いやぁ、ここまで来るまでに大雨やら干ばつやら地震やらで特に天災が多い年になってしまいましたが、辛抱強く堪え忍んできた甲斐があったというものです。今回のお米は生育は若干遅くなっているものの、収穫量は平年より少し下回る程度の被害で済んだのが不幸中の幸いでしょうか。折角苦労して作った作物なんですもの、その努力の実りが少しでも穂の実りに繋がっているのならば有り難いものです。
さて、まだまだ現在進行形で稲刈りを続けている真っ最中であるのですが、そんな大忙しの時期にどうしてブログなんか更新している余裕があるのかと言われますと、上で言ったとおり稲の生育が遅れていることに繋がってくるのです。
この辺りではトップクラスの作付面積を有する為、本来ならば休む暇など一切無く刈り続けるのがお約束なのですが、生育の遅れのせいでまだ稲刈りをするのには早すぎる田んぼが多くあるのです。その為一日で刈れる面積も制限されるため、作業時間も減り、刈り取り適期を待たなくてはならない状況に置かれているのです。まぁ、幾ら待っても環境によっては限界があるのですが、少しでも品質の良いお米を収穫するためにじっと待つのも大事なことなのでしょう。
直近の心配としては直ぐそこまで台風が近づいているという所でしょうか。風に煽られて稲が倒れてしまっては生育も悪くなるし、刈り取るのにも都合が悪い。まぁ向こう側がそれてくれない限り、避けては通れないものですので、諦めて開き直って家の中で大人しくしているのが吉というものでしょう。変な好奇心を抱く気持ちも分からなくは無いですが、リスクとチーズははさけるに限りますからね。
皆様も今台風に晒されている人や既に通り過ぎた人、これからやってくる人と様々でしょうが、奴が近くに居るときは出来るだけ外出を避けて安全な生活を送って下さいまし。
また次回