薬剤担いで金太郎、畦に芝刈り逢魔の景況

　さて気温もぐんぐんと伸びてきて、人間はへたり込み草は調子づく季節が到来しておりますが、皆様如何お過ごしでしょうか？　こちらは絶賛草刈りシーズンに突入し、汗を垂れ流しながら作業を続ける日々となりました。

　何しろ湿度の高い日が続き、雨も作業を中断するには大げさな中途半端な天気であることも手伝って、体力的には少し追い詰められている部分があるかもしれません。しかし、雨が続けば雑草は我が物顔で伸び続けるもの。苗の育成のために放っておくわけにもいかず、奴らとの格闘はまだまだ続きます。せめて写真だけは現実から目を背け、綺麗な光景をチョイスしようとあまり内容とは関係のない夕日となりました。でもなかなか綺麗に撮れたと思いませんか？スマホのカメラも捨てたものではないですね。機械の進歩を感じる実に良い一枚です。

　さて話題は百八十度変わりますが、明日の7月1日には町の運動会が開催されます。今時町ぐるみで運動会をするなんて結構珍しいと思われる方もいるかもしれませんが、実際周りの町村ではあまり催されていないようで、開催するほうが珍しいようです。

　皆様は運動は得意でしょうか？　私は苦手ですね。子供の頃から根っからのインドア派だったので、出来れば外に出たくないと願う不得手ぶりです。そして何もしたくないと願う駄目人間でもあります。（早く機械が人間を支配する日が来ないかしら？）

　いやはや、しかし運動能力というのは学生時代では特に重要なパラメータですよね人気のある人は誰しもが何らかのスポーツが得意という人たちばかりだった気がします。しかし、その中でも分かりやすさというのは重要で、知名度の高いスポーツが得意な人は特に人気だった記憶があります。真剣に物事に打ち込むというのは良いことですが、見る側がそのような分かりやすさに左右されるというのはある種不幸を生み出すことでもあります。歳を重ねた今ではマイナーなスポーツでも面白いと思う範囲の広さがありますが、子供のころは野球、サッカー、バスケットボール、バレーと知名度の高いものに目を奪われがちになるのです。そこで目を向けられなかった子供たちが悲しい思いをするのはとても救いがないではありませんか。

　何が言いたいかというと、カバディでもセパタクローでも真剣な人は格好いいぞ！　ということなのです。皆様のお子さんには、是非ともその範囲の広さを養っていただきたい。何もスポーツに限った話ではありませんよ。何か秀でたところがあるというのは素晴らしいことなのです。