初めてのドローンはまず下準備から
すっかり夏らしい気温が続くようになってしまいました。外に立っているだけで玉のような汗をかく、そんな日々に少しうんざりとしてきています。
さてそんな高気温の日々が続いている為か、田んぼの稲も穂が現れ始めて花粉まで着けているのが散見出来ます。もうすぐ防虫などの基幹防除の時期となっておりますが、今年からなんとドローンを使った自動散布を導入する予定となっています。
そうなれば機会を運ぶ大きな車両も必要なくなるし、大量の水を入れる為のタンクも必要なくなるのでかなり楽な形をとることが出来るのですが、何分初めてのものというのは下準備が必要になる訳です。自動で動く為の飛行ルートをドローンに覚えさせる為、殆ど全ての田んぼの周りを歩いてデータを取らなくてはならない。この時期麦刈りとも被ってしまう為にてんやわんやとした毎日を送っています。
しかし、これさえ終わってしまえばこちらのもの。一度とったデータは当分の間使い回しが可能なので、今年の苦労がこの先十年以上の楽に繋がると思えば我慢も出来るという物です。
人間は楽をする為に努力をする生き物と言っても過言ではありませんし、農業に限らず仕事は如何に効率よく進められるかが重要になってくるので、このような苦労は買ってでもするのが吉という訳ですよ。
しかしまぁ、今のご時世のんびりといつも通りのペースで仕事が出来るのは恵まれているのだろうと思いますので、これからもせめていつも通りの苦労くらいは背負って生きていこうと思います。皆様お身体にはお気を付けて。
また次回